色の雫 - The seven colors -

フレイモンドの頭上に突き刺したクレイモアを引っこ抜き、ヴォルトはアッシュの横へと飛び降りた。

「終わったな……」

アッシュは動かなくなったフレイモンドを見つつ、ヴォルトに言った。

「あぁ……」

ヴォルトはアッシュを見ながら言った。フレイモンドを倒したヴォルト達は今さらに気づいた。この部屋はまるで、赤いインクを落としたかのように、真っ赤に包まれている。

「それにしても、ここ、真っ赤だよな……」

アッシュは呟く。今度はマグマの方を見ながら。ヴォルトも何も言わずにアッシュの見る方向のマグマを見た。

「ん?」

マグマの中から何か小さなものが宙に浮かんできた。そしてそれは一層、その部屋を赤い色に染めた。