「…あっ…」 「律?どうしたんだ?」 「俺、担任に呼ばれてたんだった」 「もうすぐ昼休み終わるぞ?」 「ヤバイ…行ってくる」 そう言うと律は花菜から離れ、屋上から出て行った。 屋上を出ると、ポケットに入っているイヤホンを取り出し、歩き始めた。 しばらく歩いていると、律は前から走ってきた女の子とぶつかった。 ぶつかった拍子に、女の子は転びそうになり、律は慌ててその女の子を抱きしめると、耳につけていたイヤホンを外した。