「こういうこと!!

だから………」



「でもさ、だからって他人の幸せを奪うのは、違うんじゃない?」



一番左にいた男に言われた。


「じゃあ、私の幸せは?」


「俺が、幸せにしてやるよ。」



は??


「おかしいでしょ、好きでもないのに。」



その男は、鼻でふっ、と笑った



「俺を好きにさせてやるよ。


俺だけしか見れないようにしてやる。」



意味わかんない!



「そんなこと頼んでないー!!」


なんか、軽い女みたいに見られた気がした。


それが、いやで

思わず家を飛びだてしまった。