別れ話をしようか、




「ほなみーー」



「悪いけど、もうちょっと待って!」



「んー。そんな支度に時間かかるの?」



「もう直ぐ終わるよ。………彼氏といる時の自分を少しでも可愛く見せたいじゃん」



「…………それは期待しちゃっていいですか?」



「期待より下だったとしてもガッカリしないなら、期待してもいいよ」



「じゃあ、期待の度数を低めに設定しとく」



「何それ」



「まだかかるの?」



「もう終わるって」



「じゃあ開けるぞ?」



「どーぞ」



部屋に入ってきた彼は、私の姿を見て少し目を見開き、


「期待の度数、もっと高めに設定しても、全然よかったな」


小さくそう呟いていた。