別れ話をしようか、




「ね、もう一口だけちょうだい?」



「だーめ。さっき三分の一ぐらいあげただろ」



「だって美味しいんだもん」



「まぁ希少品なだけあるよな」



「ねー、じゃあ今残ってる分の三分の一でいいから!」



「どーしよっかな」



「お願い、きよはる……」



「……………しょーがないなぁ」



「やったー♪ありがと」



「………今のはずるい、せこい。こういう時に名前で呼ぶとか。……グッときちゃうじゃんかよ」



「へへ、作戦成功」



「うまいっしょ?」



「うん、さいこー」



「なんでこれ、一ヶ月に一回しか売ってくれないんだろ……」



彼はそう言って、ちょっと気難しそうな顔をしてた。