あいつがいい。



「まさか、忘れてたの?」


「…うん」


正直に答えると、信じられないといったような顔をする。


「私は毎年楽しみにしてるけどなー」


優花の誕生日はちゃんと覚えてる。


毎年欠かさず、プレゼントも渡した。


たいしたものじゃないけれど。


「それで、ケーキ作ってみたの!!」


「…ケーキ?」


不器用なのに?


失敗してないの?


失礼だけど、信じられない。