「だったら、一緒に帰れば?遥陽と」
「えぇ!?」
「マネージャー無理なら、一緒に帰ろうって言えば?」
「むっ、無理無理!!!」
首を横にブンブンと振って、顔を真っ赤にする結月。
恥ずかしがり屋なんだから、結月は。
「大丈夫だって。
私なら、矢崎と帰るし。誘うのなら私、手伝うよ?」
少しでも、遥陽と結月の距離が縮まるように。
少しでも、私と遥陽の距離が長くなるように。
そして、遥陽と結月が両思いになるように…。
「うぅ、いきなり二人は……」
「なんとかなるってば。試合のこととか勉強のこととか、話題ならいくらでもあるでしょ?」
「あ、あるけど…話すのとソレは別だよぉ~~」
無理無理、と何度も言う結月に私はため息を一つ落とした。



