引越しの準備はまだ終わってないけど……カフェ行って帰ってきてからでいいか。


 とりあえずお腹すいたからおやつがわりにあそこのカフェで、何か頼んじゃおうかな♪




『実はねさっきバッタリ、二人に会ったの』



「二人?」




『遥陽と矢崎くん!』






 実は、遥陽と結月は付き合っている。


 私たちが両思いになってから二年間、結月は遥陽に猛アタック。


 そんな結月に遥陽は折れ、ついに結ばれたってわけ。




 もちろん私と矢崎…もとい、要もお付き合いを続けている。


 矢崎から要に呼び方が変わったり、実はこれから引っ越し先で要と同居するところだったり。


 いい発展をしつつ、交際している。




 遥陽は確か、中学の先生になろうと勉強中で


 要は、スポーツトレーナーになろうと頑張っている。






「二人もいるの?」


『そうだよ!
 茜も早く来てよ。矢崎くんが早く来て欲しいって言ってるよー。フフッ』