そしてとうとう放課後。
「じゃあ行ってくる」
筆箱を持って、苺綺は私たち四人にそう言ってから委員会が行われる教室へ行った。
サポート組は、委員会が終わった結果が気になるので、自教室で待機。
「苺綺可愛いから、木本くんも惚れちゃうね」
「茜が編み込みしてくれたおかげでさらに可愛くなったよね」
「でも木本くん、一組の本田さん振ったって噂だよ?」
「本田さんって、あのタレ目で兎みたいな可愛い子?」
夏海と未羽と緋衣は、そんな噂話を繰り広げて盛り上がっていたが、私だけは空を眺めていた。
あ、飛行機雲だ。
呑気にそんなことを考えていた。
……苺綺、大丈夫かな。うまくやってるかな。
苺綺への心配な気持ちと、うまくいってほしい期待。
私は二つを心に抱きながら、委員会が終わるのをただひたすらと待ち続けた。
――ガラッ
「お、お待たせっ」
走ってきたのか、息が荒くなっている苺綺が戻ってきた。
頬は林檎みたいに真っ赤。



