一人暮らしのワンルーム。 ひとつしかないベッドで当然のように抱き合い、当たり前のように繋がる。 その頃の私は全てが空虚で。 何かを考えるのも億劫で。 どうかしていたのかもしれない。 なんの感動も気持ちの高まりも無い……ただ、なんとなくの行為。 それがはじめ。