私は沙里奈から貰ったものは全て大事にしまってある。
キモイと言われるかも知れないけど、
私はそれで良いと思ってる。

私は沙里奈の方を見てニコっと笑った。
その時沙里奈と目が合った。
沙里奈は少し優しく微笑んだ。

次の時間は、家庭科だった。
今日は、料理を作るという課題授業だった。
私は一緒にする人がいないので、一人ですることにした。
すると沙里奈が近づいて来て、「ほらよ!!」と
何かを手渡してくれた。
それは、黒板に書いてある料理の手順だった。
私が見えないのを気にして書いてくれたのだ。

私は沙里奈に「ありがと」と
言った。
沙里奈は私を見て目を丸くした。
そして「ふん」と言って行ってしまった。
沙里奈の小さな優しさに凄く嬉しかった。
でも沙里奈は由紀とやる事にしたらしく
私は結局一人ですることになった。

でも先生がやって来たので先生とやる事にした。