とりあえず家から出ようと決めて財布と携帯だけ持って家を出た。 時刻は6時半。 冷たい風が私に容赦なく吹き付けた。 「うぅ…マフラー持ってくればよかったな……」 どんどん冷たくなる指をコートのポケットにつっ込む。 ―…今頃、みんなで私の家に集まってご飯食べようとしてるんだろうな。 で、私がいないことを七世が不思議に思………う訳ないか。 本当に自惚れすぎかも。 だから七世にも指摘されちゃったじゃん。 .