「オレ、帰るわ。ババアに醤油買ってこいって言われてるし。じゃーな。」 「え、あ…ばいばい!」 反射的に手を上げた小夏に手を振り返して、部屋から出た。 ドアを閉める寸前まで小夏の香りを噛み締める。 もう1度、オレがこの部屋に入ることなんてあるのかな。 次に小夏に会う時は笑って会えるかな。 ―…思ってた以上に傷は深くて それ以上にオレは小夏のことが好きだったみたい。 こんなに大好きってことを自覚させられてオレは諦めることなんて出来るんだろうか。 .