「大丈夫じゃないでしょ?
少し失礼します」



 また自分の肩に彼の腕を乗せ、ベッドに乗せる。



「私、保健の先生に手当てするよう言われているんです。
ちょっと包帯持ってきますね」



「!? やめてください!!」




 いきなり腕をつかまれる。






 って、えええぇぇぇええ!?



 男の子につかまれているし!


 ちょっ・・・手!




「あっ・・・ごめんなさい。
包帯はいりませんよ。
僕は大丈夫ですから」




 いやいや・・・




「大丈夫に見えないんですけど?」




「ぼ、僕が大丈夫と言っているんです。
大丈夫ですから、包帯いりません!」