返事した私。


 う~ん、我ながら良い人だなぁ。




 手当の仕方なんて知らないのに。




「じゃあよろしくね。
次の時間遅れたことを先生に言われたら、わたしに言って。
わたしが言っておくから」



 遅刻にはならないのか。


 ま、次は苦手な数学だから、良いか。



 サボれるの、ラッキー。









 私はやることがないので、椅子に座って足をぶらぶらしていた。







「・・・んっ・・・・・?」






 突然聞こえた眠たそうな声。




 起きたのか?