☆☆☆



 次の日、学校。



「おはよう、幸菜」


「あっ・・・おはよう」



 勇都くんと、いつも通りの挨拶。



 いつも通りの教室の風景。




「おはよう、日下さん。
ちょっと良いかな?」



 ・・・ここだけいつも通りじゃない。


 私を睨む、教室でいつも勇都くんといる女の子たち。


 確か名前は・・・。



 誰だっけ?



 私クラスのこと関わりないから、名前覚えていないんだよねー。



 ごめんあそばせ?



「・・・な、何の用ですか?」


「良いから来て?」



 私は、有無を言わずに、女の子たちに連行されたのでした・・・。