ユキは、私は、どんな小説を書きたいの?


 確かに、恋愛は難しいよ。


 私は恋愛未経験者だもの。


 読者がキュンキュンする小説は書けるかどうかはわからない。



 友情ものの方が書きやすいわ。







 ・・・でも。


 舞原神楽さんは・・・読者様は、恋愛小説を望んでいる。


 読者をがっかりさせない・・・私なりの恋愛小説を。






 やろう。


 私なりの恋愛小説、書こう。



 評判が落ちたら落ちたで良いや。



 評判を上げるために書いているんじゃない。



 小説を書くのが好きだから、書き始めたんだ。





 書けば良いじゃないか。



 私なりの、ケータイ小説を。