2人のユウト





「今から会うのは舞原美夏(みなつ)さん。
有名な舞原財閥の社長令嬢よ」



 舞原財閥!?


 めっちゃ有名な巨大財閥じゃない。


 しかも、そこの社長令嬢!?



 そんな方にまで、私の小説を読んでくれていたなんて。



 凄い感動だよぉー!




「専属の執事さんが同行しているわ。
緊張しすぎて噛んだりしないように」


「は、はい・・・」



 専属の執事さんか。


 流石お金持ち。




 そういえば水門くんにも執事さんいるよね。


 新葉さんっていう。



 凄く優しい方なんだよね。





 緊張するし、噛むかもしれない。



 でも、頑張ろう。



 ケータイ小説家・ユキの名にかけて!