「実はわたし、この後出掛けるのよ。
だから幸菜ちゃんに水門くんを任せたいの」



 え?


 は?




 嘘でしょ!?



 よく私に頼みますね。


「良いかな?
頼めるの、幸菜ちゃんしかいないの」



「わかりました・・・」



「ありがとう!
助かるわ!」




 この先生、笑った顔、凄く美人!



 って、私はどこを見ているんだ。



 変態みたい、気を付けよう。




「じゃあね幸菜ちゃん。
鍵は職員室にいる先生に任せて?」



「わかりました」





 しかし、暇になるな。


 前と同じように、足をぶらぶらさせて待つか・・・。