「何故か中学の時、僕は常に女の子といました。
どうしてか集まってくるんです。
周りの男子に、いつも冷やかされていました。
どうしてかは、今でも謎ですけど」




 まぁ、それは置いといて。





 女の子と常にいた僕。


 普通に、今と変わらず話していました。


 女の子が語る話に、相槌を打つ程度でしたけど。



 そうしたら何故か女の子たちは僕から離れるようになりました。



 僕は何とも思いませんでしたけど。






 そしてある日。


 僕が教室に入ろうとした時、聞こえた声。


 声の主は、いつも僕といた女の子たち。



『そういえば水門くんいるじゃん?
最近つまらないよねーあの子』


『確かに。
水門くんって顔が良いから近くにいたけど、中身はつまらないよねー』



『そうそう。
相槌打つ程度で、何も言わなくて。
あーあ、他に良い男探さないと。
顔が良くて面白い奴。

水門くんは顔良いけど、中身は最悪。
付き合いたい奴なんているんだろうねー』