「いらっしゃいませ~♪」


「こちらへどうぞ♪」




二日目も、こんな会話が教室に響いていた。


あたしも、午前で切り上げて、午後は他の所を回れる予定だ。


「玲華」


ふいに呼ばれた名前。


振り返ると、


「翔」


大好きな翔がいた。