「偶然だね――!!俺も、保険委員会!!」 明るく、どこか遊び人の感じがある声。 この声は―――――――― 「一緒に保険室、行こ!!」 にこにこ笑顔を私に向ける男子生徒。 「あおい…………く…」 上高 蒼井。 私の後ろに立っているこいつの名前。 「っ……… わっ、私は蒼井君なんかと、一緒に保険室行く気なんてないから!!」 保険室は、保険委員会の集合場所。 よりによって蒼井君と、委員会が同じだなんて…………!!