「痛………」 智波さんが、今にも消えそうな声で言った。 智波さんを叩いたのは、上高 蒼井のファン。 さっき、智波さんに対して怒鳴った人だ。 肩ではぁーはぁーと荒い息をしている。 「智波さんも大丈夫なの!?」 バタバタと智波さんの元へ行き、腕をそっと触る川越先生。 すると……………………… パシッ 「え…………」 川越先生の手を振り払い、上高 蒼井の所にゆっくりと、進む智波さん。 「あんた……………」 智波さんが、上高 蒼井に向かって口を開いた。