人見知りのキリスト

――やはり、切り札を出さねば駄目なようだ。
こいつの弱点は一つしかない。



「『SFの森』書かないぞ!!」



俺は伝家の宝刀を振りかざした。



「な、何なんだよ、澄人。藪から棒に!」



龍神の顔から血の気が引いた。



「健ちゃんはいないよな!!」



さらに畳み掛ける。



「だから健ちゃんは俺だって……」