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数ヶ月後。
「並木さん、ポストに届いてましたよ?」
恵里奈がソファで珈琲を飲む俺に、封筒を差し出した。
「京子…?」
封筒の裏側には京子の名前。
パリから送ってきたようだ。
封筒を開け、中の手紙を取り出すと、ひらりと床に写真が落ちた。
「うわぁ!素敵」
写真には、チャペルで寄り添うウェディングドレス姿の京子とタキシード姿のルイが写っていて、二人は幸せそうに笑っている。
「結婚したんだって。今度恵里奈にも会いたいって書いてある」
「綺麗ですね…京子さん」
うっとりと写真に見とれる恵里奈の頭を引き寄せ、自分の肩に寄り掛からせる。
「早く見たいな。恵里奈のウェディングドレス姿」
「並木さん…」
「まだまだ先だけど、いつか俺の為に着てくれるか?」
心臓が激しく鼓動を繰り返してる。
きっと俺が緊張してること、恵里奈にはバレバレだろう。
その証拠に、恵里奈はくすっと笑って、
「もちろんですっ!」
と、俺に不意打ちにキスを落とした。
Fin.

