「え?あ…そうなんですか」
「ほっとした?」
「ゔ……少し」
「やっぱり馬鹿だな、お前」
そんな不安になることないのにな。
俺がどんだけお前に惚れてるか、知らないだろう。
「だけど、嬉しいもんだな」
不安になってる恵里奈には悪いけど、不安になったりヤキモチ焼いたりするのは俺のこと好きだって証拠だろ?
ついニヤけてしまう口元を隠す。
…俺、本当にヤバイ。
好き過ぎて、ハマりすぎて、もう止まれない。
「…来い」
「へ?」
目の前でキョトンとする恵里奈の手を取ると、店の裏側に連れて行き停めてある車にその身体を押し付けて、キスを落とす。
触れるキスから、貪るようなキスまで時間を掛けてゆっくりと味わう。
甘くて柔らかいその唇は、俺を満たしてくれる。
「ご馳走様」
ペロッと唾液で濡れた恵里奈の唇を舐めると、腰を抜かしそうな恵里奈の姿を見てニヤッと笑う。
こいつは俺だけの、極上のスイーツ。
もう誰にも渡さないから、覚悟しとけよ?
このあと、休憩時間を大幅に超えておきながらイチャついてたことを、ハルに怒鳴られたことは言うまでもない。

