ー浅葱色に染まるー



私は月から目を離し地面に視線を落とした


『あ....』


私は知らない内に花を踏んでしまっていた


花まで殺してしまった....


『ごめんな....』


そういいながら私は花に手をかざした


フワッ


私が蘇れと念をこめると花は光り、瞬く間に元の元気な姿に戻った


人間もこんなふうに簡単に蘇ればいいのに...


「黒月....?」


『え....?』


声が聞こえ、振り返ると土方がいた