だけど、その腕は弱々しかった


本当に総司は病気なんだと実感させられた


そう思うと涙が溢れてきた


『ウッ....ッ』


「七世....?なんで泣いてるんですか....?」


『ッ....なんでもな....いっ....』


「....やっぱり僕は労咳なんですか....?」


『!?なんで....』


私が驚いて顔を上に向けると総司は辛そうに....切なそうに笑っていた


「やっぱりそうなんですか....薄々気づいてました。自分の体のことですからね....でもいいんですよ。僕は充分幸せでしたから」


なんでそんなことをいうの?死んでもいいってこと....?