ー浅葱色に染まるー



「うおぉぉぉぉーっ」


近藤さんの掛け声でみんな一斉に池田屋へと入っていった


私も行こうと足を踏み出した瞬間誰かに腕を引っ張られた


『総司....?どうした?』


腕を引っ張ったのは総司だった


「七世、無理はしないでくださいね....もし無理をしているなら七世はここで....」


『大丈夫だよ。覚悟は決めてるから。もう、迷ったりはしない』


そうだ、もう私は迷わない。みんなと共に戦うんだ


「そうですか....でももし無理だと思ったら僕を呼んでください、必ず貴女を助けに行きますから。何があっても七世だけは必ず守ってみせます」


そう言って微笑んだ総司を不覚にもかっこいいと思ってしまった