リビングから、体温計と聴診器と薬を持って愛優の部屋に行く。




「愛優、計って」





「………」






「…ほら」








「8度だったもん…。さっき計った…」








「いいからもっかい。」







「…………嫌」









「ハァ。ちょっとごめん」







ブラウスのボタンを外して、体温計を挟む。








「8度だったってばぁ…」










「上がってるかもしんないだろ。愛優一回寝たんだから」