「……服捲るよ?」 「いやッ…」 逃げようとする季蛍のお腹に手を回し、季蛍を押さえる。 「季蛍?落ち着いて」 「やっ、ゲホ、あおッ…」 「フゥ…。季蛍?すぐだから。ね、」 お腹の方に手を回したその左手で、服をめくる。 「イヤッ!!!」 「聴診器入れるよ」 もがきまくる季蛍。 構わず聴診器を服の中に入れる。 「イヤだ!!!!!」 「すぐ終わるから」 そう耳元で囁けば、全身の力が抜けたかのように、ぐったりと寄りかかった。