【大悟side 】 『なんで!なんであんなに冷たいのよ。瑠は、あんたの初恋の相手なんでしょ?』 「相変わらす直球だな、怜衣は」 『はぐらかさないの。』 俺、一生こいつに勝てない気がするよ。 「あぁ、そうだよ。」 自然とどすの聞いた声になる。それに、怜衣も少し肩を魚籠つかせる。 これで、何も言ってこないだろうと思っていたら… 『なら、なんで逃げるの?』 はぁ?俺がいつ逃げたんだよ。 俺だって考えてだした答えなんだ。 「逃げてねぇよ。」