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それから3時間後、なんとか売り場換えが終了し、あたしはロッカールームけん、休憩室けん、事務所で大きく伸びをした。


「疲れたぁ……」


ズッシリと重たい体でつぶやくと、入れ替わりのバイトの女の子が「お疲れ様ですぅ」と、甘ったれた声で言ってきた。


香水の匂いをさせて、耳にはピアス、首にはネックレス。


店内で調理をしているコンビニでは御法度なものたちを、気にすることなくつけている。


「あんたが3時間遅れたせいでしょ?」


そう、今日はこの子の代理出勤だったんだ。