まるで異質なものを見るような目で、あたしを見つめる妖精たち。

「あのね、あたし妖精が見えるし、声も聞こえるの。それで、ちょっと聞きたいことがあるんだけれど、いいかな?」


さっき以上に柔らかな口調でそう聞くと、妖精たちは顔を見合わせ、それから頷いた。


よかった。


何も話しが聞けないかと思った。


「実はね、北の魔女を探しているの」


そう言った瞬間、スーパーの妖精たちは再び顔を見合わせそして一斉に笑いだしたのだ。