花火は見たけれど、会場までは行っていないし。


もしかしたら、秋生さんと行けれるかな? なんて、思ってはいたんだけれどね。


「月奈、着させてあげるからあたしの部屋においで?」


「うんっ!」


あたしはうなづき、微笑んだ。