恋の相手は小指サイズの俺様王子!?

茶色いエプロンをつけたウエイトレスさんにそれぞれ飲み物を注文すると、美影白堵さんは「じゃぁ、なにから話そうか?」と、あたしを見て言った。


「あ、あの……美影白堵さんって、ペンネームですよね?」


「あぁ、そうだよ」


「その、ペンネームってもしかして……」


「月奈さんの考えている通り、あのコンビニいる妖精の名前さ」


あたしの言葉を最後まで聞く前に、美影白堵さんはそう言ってうなづいた。


やっぱり、そうだったんだ!