その気に……って!!


やっぱり、そうだったのかな。


「でも、あたしの気持ちも考えてほしかったっていうか……」


「そりゃそうだよね。月奈、ビックリしちゃったんでしょ」


「うん。心臓が飛び出るかと思った」


和心の言葉に、何度もうなづいた。


さすが和心、女心がわかってる。


「それくらいなら、ちゃんと話せば大抵の男は理解してくれるよ?」


「そうなの?」


「うん。本当に好きな子が相手なら、ゆっくり時間をかけるはずだから」