あたしの隣でキャベツを千切りにし始める陽菜ちゃん。


「今日、早退しちゃった」


「だと思った」


「わかってたの?」


「お風呂のお湯がちょっと冷めてたからね」


陽菜ちゃんの言葉に、あたしは無言になってしまった。


やっぱり、陽菜ちゃんには隠し事はできないみたいだ。