「俺は、あいつらとは違う。ちゃんと、月奈を見ている。1人の女として、月奈が好きだ」


真剣な声。


冗談、でしょ?


あたしのこと、からかってるんでしょう?


そう思うけれど、視界の端に見える美影は真剣な表情をしていて……ドキドキが、今まで以上に増してしまったのだった。