ちょっと、待って?


妖精は妖精でも、一応はみんな男の子だよね?


年齢不詳だけど、みんな『僕』とか『俺』って言っているし。


くりんっとみんなの方を振り向く。


見た目も、どう考えたって男の子たちだ。


あたしは昨日の籠バッグを広げ、みんなに入るように促した。


「おでかけするの?」


白堵に言われて、「違う。着替えするの」と、答えた。


「着替え?」


首をかしげる美影。