も~う、うるさい!!


あたしはガバッと上半身を起こして、好き勝手やっている4人を睨み付けた。


「ちょっと、黙ってよ! まだ寝たいんだからっ!」


そうやって怒鳴ると一瞬だけ部屋の中は静かになり、そして再び話し声でいっぱいになった。


どうやら、あたしが怒ってもこの子たちにはなんの効き目もないらしい。


あたしはあきらめてため息を吐き出し、そして渋々ベッドから降りた。


とりあえず、着替えよう。


そう思い、クローゼットまで行くが、取っ手へ伸ばしかけた手を止めた。