「……苺?」
私の心の声が聞こえたのか、
警官に連れていかれる女性を
見送った後、不意に蓮次郎は私たちが要るところに歩み寄る。
「す、凄かったよ蓮次郎!
最後に女性に言った言葉
凄く感動しちゃった♪」
誤魔化すように笑みを
浮かべながら言う苺に
蓮次郎は気付いたのか
深刻な表情になった。
「苺…お前…手汗まみれじゃねーか!!アキラの手がベトベトだ!!」
何故苺がアキラくんと
手を繋いでいるのか
理由も聞かず、
蓮次郎は苺の心配(?)を
してくれた。
思わず泣きそうに
なっちゃったじゃん…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…