…朝。目が覚めると、腕の中には、羽菜の姿。
可愛らしい寝顔に、思わず笑みがこぼれる。
付き合い始めて初めて羽菜を抱いた。
もう、羽菜を本当に手放せなくなった。
羽菜を抱いて、こんなにも幸福感に包まれるなんて思わなかった。
抱かれている羽菜の顔が頭をよぎる。
オレの中で欲情する羽菜の顔は、もう誰にも見せられやしない。
どんなものからも絶対に、羽菜を奪われさせやしない。
眠る羽菜の髪を、優しく撫であげると、ピクッと羽菜が動いた。
「・・・おはよう」
まだ夢見心地の羽菜がフッと微笑んで呟く。
オレはたまらなくなって、羽菜を抱きしめた。
「おはよ…羽菜」
オレの言葉に答えるように、オレの体を抱きしめる羽菜。
たった一度抱いただけで、こんなにも愛おしさが増すなんて、
初めての経験で・・・ずっとこのままでいたいと思った。
・・・だが、時計は6時を指していた。
今日は早く現場に行かなければならなかった。
「羽菜、ずっとこうしていたいけど、仕事に行かなきゃいけない。
だから、帰るよ」
「あの…差し出がましいコトしたかもしれないけど、
昨晩、博さんの服、洗濯して乾燥機にかけたの・・・
枕元に置いてあるから・・・」
可愛らしい寝顔に、思わず笑みがこぼれる。
付き合い始めて初めて羽菜を抱いた。
もう、羽菜を本当に手放せなくなった。
羽菜を抱いて、こんなにも幸福感に包まれるなんて思わなかった。
抱かれている羽菜の顔が頭をよぎる。
オレの中で欲情する羽菜の顔は、もう誰にも見せられやしない。
どんなものからも絶対に、羽菜を奪われさせやしない。
眠る羽菜の髪を、優しく撫であげると、ピクッと羽菜が動いた。
「・・・おはよう」
まだ夢見心地の羽菜がフッと微笑んで呟く。
オレはたまらなくなって、羽菜を抱きしめた。
「おはよ…羽菜」
オレの言葉に答えるように、オレの体を抱きしめる羽菜。
たった一度抱いただけで、こんなにも愛おしさが増すなんて、
初めての経験で・・・ずっとこのままでいたいと思った。
・・・だが、時計は6時を指していた。
今日は早く現場に行かなければならなかった。
「羽菜、ずっとこうしていたいけど、仕事に行かなきゃいけない。
だから、帰るよ」
「あの…差し出がましいコトしたかもしれないけど、
昨晩、博さんの服、洗濯して乾燥機にかけたの・・・
枕元に置いてあるから・・・」