それを手に取ると、中には一枚の紙と、
サンドウィッチが入っていた。
紙を広げると、見覚えのある羽菜の書いた文字が飛び込んできた。
『毎日お仕事遅くまでお疲れ様です。
帰ってくるまでに、お腹が空くだろうから、軽食です。
帰ってきたら、とびきりの美味しい料理作って待ってますね』
…それを見たオレは、資材の上に座り込んでしまった。
あれは、オレの考えすぎだったのか。
そう思っても、あの光景が頭にこびりついて離れない。
…それから度々、同じような光景を目にした。
現場には来るものの、オレには顔を出すことなく、
祐司に差し入れを渡して帰っている羽菜。
その時、岡田と羽菜が何やら言い合っていたり、
あの時のように、肩を抱いている光景が・・・・。
…羽菜、お前には、もう、オレは必要なくなったのか?
やっぱり、岡田の方が、羽菜には相応しいのか?
2人の距離は離れるばかりなのに、
結婚式の日が、どんどん近づいていることが、
何より恨めしかった・・・・。
サンドウィッチが入っていた。
紙を広げると、見覚えのある羽菜の書いた文字が飛び込んできた。
『毎日お仕事遅くまでお疲れ様です。
帰ってくるまでに、お腹が空くだろうから、軽食です。
帰ってきたら、とびきりの美味しい料理作って待ってますね』
…それを見たオレは、資材の上に座り込んでしまった。
あれは、オレの考えすぎだったのか。
そう思っても、あの光景が頭にこびりついて離れない。
…それから度々、同じような光景を目にした。
現場には来るものの、オレには顔を出すことなく、
祐司に差し入れを渡して帰っている羽菜。
その時、岡田と羽菜が何やら言い合っていたり、
あの時のように、肩を抱いている光景が・・・・。
…羽菜、お前には、もう、オレは必要なくなったのか?
やっぱり、岡田の方が、羽菜には相応しいのか?
2人の距離は離れるばかりなのに、
結婚式の日が、どんどん近づいていることが、
何より恨めしかった・・・・。