…それから数日後の週末。
久しぶりにお休みが取れた博さんと、2人で引っ越しをした。
2人の生活場所は、博さんが住むアパート。
私の部屋は一人暮らしの間取りで、1K。
2人で暮らすには、あまりに狭すぎる。
2人で住むんだから、新しい場所をって博さんは言ったけど、
私はそれを拒否した。
博さんのアパートは、2DKで十分な広さ。
それに新たな物件を探して互いに引っ越すとなると何かと不経済。
だから、私が博さんのアパートに引っ越すことで、丸く収まった。
「・・・ホントにいいのか?こんなボロアパートで」
引っ越しを済ませ、お茶を飲みながら、博さんが呟いた。
「いいんです。博さんの匂いがするこの部屋がいいんです。
博さんの帰りが遅くても、安心していられるし・・・」
…それも考えていた事だった。
…寝に帰ってくるだけのアパート。
だから、博さんの物は、必要最低限。
あまり物がなかった。でも、どれも、センスのいいものばかりで、
私はとても気に入っている。
「…すみません、私のモノで、一杯になりましたね」
そう言って苦笑いすると、博さんは手で来い来いとするので近寄ると、
ギュッと抱きしめられた。
久しぶりにお休みが取れた博さんと、2人で引っ越しをした。
2人の生活場所は、博さんが住むアパート。
私の部屋は一人暮らしの間取りで、1K。
2人で暮らすには、あまりに狭すぎる。
2人で住むんだから、新しい場所をって博さんは言ったけど、
私はそれを拒否した。
博さんのアパートは、2DKで十分な広さ。
それに新たな物件を探して互いに引っ越すとなると何かと不経済。
だから、私が博さんのアパートに引っ越すことで、丸く収まった。
「・・・ホントにいいのか?こんなボロアパートで」
引っ越しを済ませ、お茶を飲みながら、博さんが呟いた。
「いいんです。博さんの匂いがするこの部屋がいいんです。
博さんの帰りが遅くても、安心していられるし・・・」
…それも考えていた事だった。
…寝に帰ってくるだけのアパート。
だから、博さんの物は、必要最低限。
あまり物がなかった。でも、どれも、センスのいいものばかりで、
私はとても気に入っている。
「…すみません、私のモノで、一杯になりましたね」
そう言って苦笑いすると、博さんは手で来い来いとするので近寄ると、
ギュッと抱きしめられた。