正直恥ずかしかったのと、

先生が私の事をそんな風に思っていてくれた事が素直に嬉しかった。





でもそれって単なる担当者としての立場なのか、


はたまた別の感情として私を…?





「――って、何考えてんだ私っ!」






かぁあっと頬の火照りが一瞬で顔全部に広がる感覚に、

頭をふるふると左右に振った。




また妄想がいらぬ方向へと突っ走ってしまう感情を何とか食い止める。



そして気持ちを切り替えるように、

すくっと立ち上がり私は再び歩き始めた。











その一部始終を遠くから眺めていた先生は、

我慢しきれずクククッと肩を揺らしながら笑っていた。