「先輩、今日はいろいろと有難うございました」
ペコり、頭を下げた。
「いや、お前は大丈夫そうか?」
………芸能人やることについてだよね。
「はい。…………先輩がマネージャーで良かったかもしれないです。」
笑いながら言ったが、恥ずかしくなってすぐ下を向いたため先輩の顔が赤いことには気が付かなかった。
「俺は別に……」
口を抑えながら先輩が言った。
「ま、まあとにかく今日はこれで…」
なんか会話が切れそうになったから、慌てて話を終わらせ家に戻ろうとする。
「ああ。……今日、よく頑張ったな。」
「……ありがとうございました。」
もう一回、頭をぺこりしてから部屋に戻った。
………ヤバい、顔のにやけが止まらない。
褒められたことが嬉しかった?
頑張りを認めてもらえて嬉しかった?
全部含めて嬉しかった?
なんでこんなに嬉しいって気持ちが溢れるのかわからない。
でもなんかにやけちゃう。こんなこと何年振り?
どうでも良いけど、こんな先輩のたった一言でまた仕事を頑張ろう。
そう思えたことはなんとなく、秘密にしとこうと思った。
