なんで私が芸能人ッ!?









*****************りま、家にて*************************************








はー……、やっと家だ。
部屋着に着替えてベッドにダイブ。







なんか、今日はなんとなくいろいろあった気がする……。
まあいろいろあったのは主に昼休みなんだけどね?








藤堂先輩とか藤堂先輩とか藤堂先輩とか…………











あああああぁぁぁぁぁぁぁぁあっっ!!!!







事務所いくの明日じゃん!!!






わー、どうしよ……。
とくに用意するものとかないよね?
眼鏡つけるんだから服も地味なのでいいだろうし。







用意することがないっていうのもなんか落ち着かないね。







ぃよしっ!
今日は夜ご飯作って食べますか。
お母さん達はいないし、お姉ちゃんも帰りは9時ぐらいだろうしね。








キッチンにレッツらゴー♪








この無駄に遠いキッチンね。
どうにかなんないかな。









…………ガチャ。








キッチンに入り、冷蔵庫を開ける。









んー、何にしよう。
……………今日はパスタの気分ってことにして、たらこスパでも作りまっか。









コトコトコトコト………料理中…………









10分経過……









うわっ!?
もう作り終わっちゃったよ!?






せっかく時間潰しのために始めたのに……。






まー良いや。
芸能界入るんだからドラマでも見ながらご飯食べよ。






そう思ってピッとつけたTV。
番組表からドラマっぽいのを探す……と、ちょうど良いものを見つけた。
なんか超能力者が一杯出てくるみたいなやつだ。







あれだよね、たまに思いっきりCGだろってときあるよね、こういうドラマ。
当たり前なんだけど。






…………こういうのってどうやって演じれば良いんだろう?
そんなこと考えながらTV鑑賞をする。









そして、私の目はある女性に釘付けになった。
私が演技をするきっかけとなった人。








私の、憧れの人ーーー。