年下のあいつ~意地悪は恋のはじまり~


「ほんとよー♪」

それでもりっちゃんはけらけら笑いながら続ける

「こーちょーがねぇ、君たち水泳部はこの高校の代名詞だから、遠征はどこでもいいよっていったのー♪」

心のそこから楽しそうに笑っているりっちゃんを私たち部員は、見ているしかない。
相変わらずだな!この人も!

りっちゃんがこの高校に来てから今年で4年、その4年の間で様々なことをやらかしてきた

まず、男女合同の水泳部の建設、プールの増築、夏の合宿に、冬の温水プールの設置。

これらのことはすべてりっちゃんがやったことなのだ!

他校からすればまず、水泳が男女一緒だなんてありえないらしい笑笑
かなりどうどうと嫌みを言われることもある。
でもそれでもりっちゃんは、おれないし、遠慮もしない
どこまでも、一生懸命でまっすぐなりっちゃんだからなんだかんだいいながらみんなが、ついてくるんだ

「あー。もうわかりました!ハワイに行きましょう!」

水瀬部長がため息まじりにいうと周りから、わっと言う声があがった

みんな戸惑いながらも楽しみにはしていたみたいだ(笑)

とかいってる私も楽しみなんだけれど!

「それでいつ出発するのですか??」
 
私はふと疑問に思ってそう訪ねる。

毎年、合宿は夏休みだけどこの時期に言い出したってことは早めにはいくってこと。
おそらく、先輩たちの夏の大会に間に合わせるためだろうけど、、、。

「あー、それなんだけどね、、。来週からだから♪」

はい!?確か来週はテストだったきがするんだけど!しかも、期末!

「え、あの来週ってテスト、、、!!」

その証拠に周りがざわざわとし始める。
とくに、3年の先輩たち!
まぁ、それもそーだよなぁ、だって今年受験だし。

「そう!テスト!だからね、来週のテストで赤点だった人は合宿につれていかないから♪」

まぁ、でしょうね。

私は、大丈夫だけど何人かは大丈夫じゃない人いると思うんだけど、その人たちはどーするのかな、、、。

「だからあんたたち死ぬ気で勉強なさい♪わかんないところは先輩にきくこと!」

相変わらず寸分変わらぬ美しさでそう悪魔のようにいってのけるりっちゃん。
私が知る限りではたぶん、最低でも5人は危ない人いると思うんだけど、、、。

「とくに康介!あんたしっかりしなさいよ!前のテスト学年ワースト3位に入ってたんだから!」

え、そうだったの!?
ぜんぜんしらなかなかった!

ちらっと康介の方を見ると顔がこころなしか青ざめている。
まぁ、無理ないか学年ワースト3位だからね(笑)

「あ、そーだ!」

再びりっちゃんが思いついたのか声をあげる

「とりあえず学年ごとに成績の悪い順から前にならんでって!勉強のペア考えるから!」

うぉ!それはまた思いきったことを!
順位バレバレじゃない!