「 聞いた?別れたらしーよ。 」















朝学校に行けば、その話題で持ちきりだった。







いつも仲良くしている君と彼女が目も合わせようとしない。













口では、どうしたんだろう。と言っておく。



なにがあったか気になるのもほんとう。











だけど。










ごめんなさい。











本当にごめんなさい。











私は、いま、はじめて、少しだけ、本当に少しだけ。








他人の不幸を嬉しく思ってしまっています。












君の気持ちが、視線が、こちらに向きますように。





今、そう願うのは、ずるいでしょうか。